トヨタチームメイト アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)とは?使い方やレーダークルーズコントロールとの違いを解説します!
皆さまこんにちは!
群馬トヨタ公式ブログ担当者です。
皆さまは、トヨタ チームメイト[アドバンスト ドラ
イブ]の渋滞時支援という機能を使ったことがあり
ますか?
この機能は、高速道路や自動車専用道路での渋滞時
に役立つ便利な機能なんです!
この記事では、トヨタ チームメイト[アドバンスト
ドライブ(渋滞時支援)]について詳しく解説して
いきます。
目次
- 1.トヨタ チームメイト[アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)]とは?
- 2.アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)の使い方
- 3.安全に運転するためのポイント
- 4.まとめ
1.トヨタ チームメイト[アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)]とは?
トヨタ チームメイト[アドバンスト ドライブ(渋滞
時支援)]は、高速道路や自動車専用道路の本線を
走っている時に、車線の維持・速度の加減速・停車
・発進といった操作をサポートしてくれるシステム
です。
渋滞時(0km/h~約40km/h)にレーダークルーズコ
ントロールおよびレーントレーシングアシスト作動中
にドライバーが前を向いているなど一定の条件を満た
すとシステムが作動します。認知・判断、操作を支援
することで、ドライバーは渋滞時の疲労の軽減が可能
となり、より周囲に注意を払った安全運転が可能にな
ります。
以前のブログでレーダークルーズコントロール、レー
ントレーシングアシストについてご紹介しています。
こちらも参考にしてみてくださいね!
搭載されている車種は?
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は、2023年8月
現在、トヨタ車の5車種に搭載されています。
・新型アルファード
[caption id="attachment_8587" align="alignnone" width="300"] Executive Loungeに標準装備、Zにメーカーオプション[/caption]
・新型ヴェルファイア
[caption id="attachment_8588" align="alignnone" width="300"] 全グレード標準装備[/caption]
・ヴォクシー
[caption id="attachment_9174" align="alignnone" width="300"] 全グレードメーカーオプション[/caption]
・ノア
[caption id="attachment_9175" align="alignnone" width="300"] S-Z、S-G、Z、Gにメーカーオプション[/caption]
・クラウン CROSSOVER
[caption id="attachment_9173" align="alignnone" width="300"] CROSSOVER RS、CROSSOVER RS"Advanced"にメーカーパッケージオプション[/caption]
ご自身のお車に搭載されているかどうか確認したい場
合は、担当スタッフまでお気軽にお声掛けください!
今回の記事では、主に新型アルファードを例に
操作などの紹介をしています。
センサーはどこについているの?
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)を支援するセン
サーは、フロント・リヤ・ハンドルにそれぞれ内蔵さ
れています。ボディ内部に組み込まれているため、見
た目ではわからないセンサーもありますので、写真と
図で紹介いたします。
*今回は新型アルファードを例に紹介いたします。
・周囲の状況を検出するセンサー
フロント、リヤに内蔵されているセンサーは、周囲の
状況を検出するために支援しているセンサーです。
フロント
フロントでは、前方カメラに加えてエンブレムに内蔵
された前方レーダー、ヘッドライト下の前側方に内蔵
された前側方レーダーで周囲の状況を検出しています。
リヤ
リヤ部分では、バンパー上部・バックドア両脇付近に
内蔵されている後側方レーダーで周囲の状況を検出し
ています。
・運転者の状態を検出するセンサー
ハンドルに装備されているセンサーでは、運転者がど
のような状態にあるかを検出するセンサーが付いてい
ます。
ハンドル
ハンドル中央奥には、ドライバーモニターカメラを搭
載し、運転者の状態をチェックしています。
アルファード以外の車種にお乗りの方は、取扱説明
書でご確認ください!
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)とレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)の違いは?
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)とレーダークル
ーズコントロール(全車速追従機能付)は、どちらも
高速道路などでの追従走行や渋滞時の停車・発進をサ
ポートできる機能ですが、大きな違いはハンドルから
手を放して走行できる状態かどうかです。アドバンス
ト ドライブ(渋滞時支援)はレーダークルーズコント
ロールと違い、ハンドルにドライバーモニターカメラ
が搭載されています。このドライバーモニターカメラ
で、運転者が周囲の状況を確認して運転操作ができる
状態だとシステムが判断すると、ハンドルから手を放
しても一定時間走行を続けます。
*アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は自動で運転するシステムではありません。システムを過信せず、運転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、いつでも運転操作できるよう備えてください。
*システムが運転操作できない状況と判断した場合は、ブザーとディスプレイ表示で注意喚起を行います。(周囲の状況やドライバーポジションによっては注意喚起が作動しないことがあります。ドライバーモニターは運転者の不注意構想や姿勢崩れを未然に防ぐものではありません。常に周囲の状況を把握し、安全運転に努めてください。)
2.アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)の使い方
今回は新型アルファードを例に操作を紹介します。
アドバンストドライブ(渋滞時支援)は、機能がON
になっていれば、
- ・レーダークルーズコントロール作動中
- ・レーントレーシングアシスト作動中
- ・ドライバーモニターカメラが運転者の前方監視状態を検知しているとき
に機能が働きます。
機能のON/OFFは切り替えられるの?
渋滞時支援機能の作動/非作動は、カスタマイズメニ
ューから切り替えができます。このカスタマイズメ
ニューは、マルチメディアディスプレイ(純正ナビ)
の画面操作で設定を変えることができます。
機能の作動条件
次の条件を満たしたときに作動します。
|
渋滞時の再発進はドライバーの操作不要
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)が作動している
ときは、運転者の操作なしでも渋滞時に再発進します。
こちらは、停車後、約3分以内に先行車が発進した場
合、運転者が前方を監視しているときに限って作動し
ます。レーダークルーズコントロールも渋滞時に再発
進する機能が搭載されていますが、違いは先行車が発
進するまでの時間です。レーダークルーズコントロー
ルは3秒以内で作動しますが、アドバンスト ドライブ
(渋滞時支援)は約3分以内と、長い時間の停車から
発進することもできるようになりました。
機能が一時解除されることはある?
機能の作動条件が満たされなくなった場合に、一時解
除されることがあります。
その場合には、ブザー音と表示で一時的に機能が解除
されたことをお知らせする場合があります。
アドバンスト ドライブ中に運転操作はできる?
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)中にも、運転者
が直接アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作をするこ
とができます。
・アクセルペダル
通常走行時と同じように、アクセルペダルを踏むこと
で加速できます。
約10km/h以上で走行中にアクセルペダルを踏んだと
きには、機能が解除されます。
・ブレーキペダル
通常走行時と同じように、ブレーキペダルを操作する
ことができます。ブレーキを踏むと、制御走行は解除
されます。
・ハンドル
通常走行と同じように、ハンドルを操作することがで
きます。一定以上ハンドルを操作すると、制御走行が
解除されることがあります。
作動中、ディスプレイにはどのような表示がでるの?
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)が作動している
ときは、ディスプレイに下記の表のような表示がでて
システムの作動状況を示しています。
ドライバー異常時対応システムとは?
ドライバー異常時対応システムとは、走行中の運転者
が急病などにより運転の継続が困難になった場合に、
自動的に車線内で自車を減速、停車させるシステムで
す。
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)が作動している
ときは、ハンドル保持警告に運転者が反応しない場合
にも減速・停車します。
ドライバー異常を検知した場合、音・表示・緩減速に
よる警告でドライバーに操作を促すほか、ハザード・
ホーン・ストップランプで車外に異常をお知らせしま
す。
停車後はドアの解錠をするのと、T-Connectをご利用
の方はヘルプネット自動接続による救命要請も行い、
いち早くドライバー救命・救護に寄与します。
*ヘルプネットはT-Connectに含まれるサービスです。T-Connectのご利用には別途契約が必要となります。*ドライバー異常時対応システムは自動車専用道路(一部を除く)を約50km/h以上で走行している場合に作動します。体調以上を直接検知できるわけではないため、システムが正常な運転操作と判断した場合は作動しません。*アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)使用中は50km/h以下で走行している場合であっても、ドライバー異常時対応システムが作動します。*ヘルプネットは株式会社 日本緊急通報サービスの登録商標です。
3.安全に運転するためのポイント
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)を安全にお使
いいただくために、いくつかポイントがあります。
安全運転を行う責任は運転者にあります
システムを過信せず、常に周囲の状況を把握し、安
全運転に努めてください。
渋滞時支援機能は自動で運転するシステムではありません
本システムは道路の形状・状態・交通状況や運転者
の状態に応じて、運転者への情報提供や運転支援を
行います。常に周囲の状況を把握した上で、運転者
の責任においてシステムを使用してください。
システム作動中でもいつでも操作できる準備を
渋滞時支援機能の認識性能・制御性能には限界があ
るため、システム作動中であっても運転者自身の操
作で安全を確保する必要があります。また本システ
ムの操舵アシストは、渋滞中の緩やかな操舵に限定
した機能であり、本機能作動中はレーンディパーチ
ャーアラートの逸脱抑制機能は作動しません。何ら
かの理由で車線を逸脱しそうになった場合は運転者
は自らの責任で運転操作してください。
システムが正常に作動していたとしても、運転者が
認識している周囲の状況とシステムが検知している
状況が異なる場合があります。従って注意義務・危
険性の判断・安全の確保は運転者が行う必要があり
ます。システムに頼ったり安全を委ねる運転をした
りすると、思わぬ事故につながり、重大な障害にお
よぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがありま
す。
渋滞時支援機能作動中でも運転者での操作が必要と
なる状況があるため、運転者自身で視界を確保する
必要があります。
渋滞時支援機能は、次のものを検出しません。
- ・路上落下物
- ・車線外(路肩など)にいる車両
- ・くぼみ、陥没、ひび割れなどの破損した道路
- ・工事区間
- ・隣接する並走車両や壁
- ・動物
必要に応じて自らハンドル・アクセル・ブレーキな
どの操作をし回避してください。思わぬ事故につな
がり、重大な障害におよぶか、最悪の場合死亡につ
ながるおそれがあります。
その他、機能を使用してはいけない状況や、正常に
作動しないおそれのある状況、故障・誤作動を防ぐ
ためのポイントは、取扱説明書をご確認ください。
4.まとめ
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は、高速道路
や自動車専用道路での運転ストレスを軽減するため
に開発された機能で、従来のレーダークルーズコン
トロールとレーントレーシングアシストの機能をベ
ースに、ドライバーモニターカメラを通して運転者
の運転操作に対する状況を確認することで、認知・
判断・操作の3つをシステムが支援することで、結
果としてハンドルから手を放しても一定時間、決め
られた車速内であれば走行できる状態になる機能で
す。
アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は渋滞時に役
立つ便利な機能ですが、自動で運転する機能ではな
いことを念頭におき、運転者は常に周囲の状況を把
握しながら、いつでも運転操作ができる状態をキー
プし、運転者の責任でシステムを使うことで、より
安心・安全・快適なドライブをお楽しみいただくこ
とができます。
これからの行楽シーズンに向けて機能や特徴、使い
方を今一度ご覧いただき、ぜひ快適なカーライフを
お過ごしくださいませ!
■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は自動で運転するシステムではありません。本システムは道路の形状・状態・交通状況や運転者の状態に応じて、運転者への情報提供や運転支援を行います。常に周囲の状況を把握した上で、運転者の責任においてシステムを使用してください。■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は周囲の状況・道路の状態。運転者の状態によっては作動しない、または作動を中断することがあります。また、常に同じ性能を発揮できるものではありません。システムを過信せず安全運転に努めてください。■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)の認識性能・制御性能には限界があるため、システム作動中であっても運転者自身の操作で安全を確保する必要があります。運転者は自らの責任で周囲の状況を把握し、いつでも運転操作できるよう備えてください。■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)が正常に作動していたとしても、運転者が認識している周囲の状況とシステムが検知している状況が異なる場合があります。従って、注意義務・危険性の判断、安全の確保は運転者が行う必要があります。システムに頼ったり安全を委ねる運転をしたりすると、思わぬ事故につながり、重大な障害におよぶか、最悪の場合死亡につながるおそれがあります。■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は地図情報をもとに制御するため、工事などで実際の道路状況と地図情報が異なる場合、正常に作動しないおそれ場あります。システムを過信せず、常に周囲の状況を把握した上で、運転者の責任においてシステムを使用してください。■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)作動中でも運転者での操作が必要となる状況があるため、運転者自身で視界を確保する必要があります。常に視界を確保できるよう、次の機能をご使用ください。(ヘッドランプ/ワイパー/フロントデフロスター・リヤウィンドゥデフォッガー・ドアミラーヒーター)。■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は状況に応じてディスプレイ表示でステアリングの保持を促すことがあります。その際はただちに運転者自身でアクセル・ブレーキ・ステアリング操作を行い、安全を確保してください。■例えば次のようなシーンでは自動車専用道路上でもアドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は作動しません。(中央分離帯がポール等で区切られている暫定供用区間、サービスエリア、料金所、路線新設された道路等)。■例えば次のようなものの検出には限界があります。必要に応じて自らハンドル・アクセル・ブレーキを操作してください(自車の前方に割り込みがあったとき、他車が接近してきたとき、工事区間、落下物等)。■衝突等の事故発生時にドライバーモニターカメラによる映像を記録することがあります。■アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)は地図情報をもとに作動します。ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusは、T-Connect・コネクティッドナビの契約切れであっても地図情報を利用できるため、アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)の継続使用が可能です。ただし地図情報が更新されなくなるため、実際の道路状況と異なることでシステムが正常に作動しないおそれがあります。システムを過信せず、常に周囲の状況を把握した上で、運転者の責任においてシステムを使用してください。■公道を走行する時は、法定速度や制限速度を遵守してください。■詳しくは販売店におたずねください。
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