レーントレーシングアシストとは?使い方や安全な運転のポイント、レーンキープアシストシステムとの違いを解説します!
皆さまこんにちは!
群馬トヨタ公式ブログ担当者です。

近年の自動車技術の進化により、レーントレーシン
グアシストと呼ばれる機能が搭載された車両が増え
てきました。
2023年6月21日に登場した新型アルファード・新型
ヴェルファイアもこのレーントレーシングアシスト
機能が搭載されています。
レーントレーシングアシストは、車線の中央を走る
ために必要なハンドル操作の一部を支援し、高速道
路などでのクルージングをサポートする機能です。
この記事では、レーントレーシングアシストの使い
方と安全な運転のポイントについて解説いたします。
目次
- 1.レーントレーシングアシストとは?
- 2.レーントレーシングアシストの使い方
- 3.安全な運転のポイント
- 4.まとめ
1.レーントレーシングアシストとは?
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レーントレーシングアシストは、高速道路などでのク
ルージングをサポートする機能で、レーダークルーズ
コントロールが作動しているときに、車線や先行車・
周辺車を前方カメラやレーダーで認識し、軌跡を追う
ように車線維持に必要なハンドルの操作をサポートす
るシステムです。

レーンキープアシストシステムとの違いは?
レーンキープアシストシステムとの違いは、車線のみ
を認識してサポートするレーンキープアシストシステ
ムとは違い、レーントレーシングアシストは車線と先
行車・周辺車の軌跡を検知するので、渋滞のときなど
車線が見えにくい、または見えない場合も、先行車の
軌跡を追従してハンドル操作をサポートできる部分に
あります。
シーンにあわせてトレース位置を変えることも
新型アルファード・新型ヴェルファイアに搭載された
最新のレーントレーシングアシストでは、カーブ走行
性能が向上しているため、シーンに合わせて車線維持
のトレース位置を変える制御が追加されています。
例えば、隣の車線の車両を追い抜いたり、道路外の建
物や構造物との距離が近い場合などは、通常車線中央
を走行するようにトレースする位置をぶつかる不安の
ない回避側にオフセットします。
車線から逸脱した場合は?
車両が車線から逸脱した場合は、ブザーとディスプレ
イへの表示で注意を促します。ブザーが鳴ったら、道
路の状況を確認しながら、ドライバー自身でハンドル
を慎重に操作して、車線内の中央付近に戻します。

2.レーントレーシングアシストの使い方
![]()
車が車線からはみださないようにサポートする機能
であるレーントレーシングアシストの使い方をご紹
介いたします。今回は、新型アルファード・新型ヴ
ェルファイアの操作を参考にご説明いたします。
|
💡 レーントレーシングアシストは、 レーダークルーズコントロール作動中に 使用できます!
|
レーダークルーズコントロールについて、以前のブログでご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
〉新型アルファード、ヴェルファイア「レーダークルーズコントロール」の使い方を解説します!
①機能がONになっているか確認する
運転席に座ったら、レーントレーシングアシストを
アクティブ(=機能をON)にする必要があります。
操作スイッチは、ステアリングホイール上にある
「レーントレーシングアシスト」スイッチを押すこ
とで簡単にON/OFFの切り替えができます。
【ヘッドアップディスプレイ非装着車】

ハンドル右手にあるこちらのスイッチを押します。
【ヘッドアップディスプレイ装着車】

丸で囲まれたこちらのスイッチを押すと、
ヘッドアップディスプレイにアイコンが表示されます。
レーントレーシングアシストがONになっているときは
同じアイコンがディスプレイに点灯します。
↓
②車線・先行車/周辺車の検知
機能がONになっていて、車線や先行車・周辺車が
検知されると、アシスト機能が働きます。
レーントレーシングアシストは、前方カメラやセン
サーを使用して道路上の車線や先行車・周辺車を検
知します。

ディスプレイにはどう表示されるの?
レーントレーシングアシストが作動している間は、
ディスプレイにアイコンが点灯しています。
状況や状態によってアイコンの色が変わりますので、
下の表を参考にしてみてくださいね!

2.安全な運転のポイント
![]()
①常に注意を払いましょう!
レーントレーシングアシストはあくまでも高速道路
をクルージングする際の補助機能であり、運転手の
責任で安全な運転を行うことが重要です。常に注意
を払い、運転に集中しましょう。
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★レーントレーシングアシストを使う前に
|
②適切な使用
レーントレーシングアシストは高速道路や自動車専
用道路での使用が推奨されています。道路状況や周
辺状況によっては作動が難しい・作動しないおそれ
がありますので、下記を参考にしてご使用ください。
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機能の作動条件
レーントレーシングアシストは、下記の条件を すべてを満たしたときに作動します。
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機能の一時解除について
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機能が正常に作動しないおそれのある状況
次のような状況では、各機能が正しく作動せず車 線から逸脱するおそれがあります。
・先行車/周辺車が車線変更したとき (先行車/周辺車の動きにあわせて自車も車線変 更するおそれがあります)
・先行車/周辺車がふらついたとき
・先行車/周辺車が車線から逸脱したとき
・先行車/周辺車がレーン内を右または左に片寄 って走行したとき
・周囲に移動物、構造物があるとき
・横風を受けているときなど、周辺車両の走行 によって発生する風の影響を受けているとき
・センサーが正しく作動しないおそれがあるとき
・車線を検知できないおそれがあるとき
・システムをOFFにする必要があるとき
前方カメラやセンサーで先行車/周辺車を検知し て、位置のトレースを行っているため、状況に よっては正常に作動しないこともあります。
|
③適切な距離
前方の車両との安全な車間距離を保つことが重要で
す。レーントレーシングアシストは車線内での補助
を行いますが、前方の車両との間隔は常に確保して
ください。
④カメラやセンサーの確認
レーントレーシングアシストが適切に機能するため
には、前方カメラやセンサーが清潔で障害物に覆わ
れていないことを確認しましょう。
機能が正常に作動しないおそれのある状況や、手放
し運転に対する注意喚起についてなど、詳しくはW
eb取扱説明書にてご確認ください!
自分の車にレーントレーシングアシストがついてい
るかわからない!という方は、ぜひ担当スタッフま
でお気軽にお尋ねくださいませ!
3.まとめ
![]()
レーントレーシングアシストは、安全な運転をサポ
ートする重要な機能ですが、運転手の責任で適切に
使用することも大切です。アクティブにする方法や
注意すべきポイントについて理解し、適切な状況で
利用することで、より安全な運転がお楽しみいただ
けます。ぜひお試しください!
■レーントレーシングアシスト [LTA]は自動で運転する装置でも周囲への注意を軽減する装置でもないため、運転者は常に自らの責任で周囲の状況を把握し、ステアリング操作で進路を修正し、安全運転を心がけ てください。 ■故意に車線から逸脱して走行するなど、各システムの作動を確認する行為はたいへん危険です。絶対におやめください。 ■安全性の観点から、ドライバーはステアリングを持ち続ける必要がありま す。手を放すと、レーントレーシングアシスト[LTA]が停止します。 ■例えば次のような条件下では、レーントレーシングアシスト[LTA]が正常に作動しないおそれがあります。 ●車線または走路の認識が困難なシーン(悪天候、逆光、濡れた路面、線がかすれている、急カーブ、急勾配、分合流付近など) ●タイヤに変化がある時(応急用タイヤ、タイヤチェーン装着時など) ■例えば次のような条件下ではシステムの作動条件が満たされずレーントレーシングアシスト[LTA]の作動をキャンセルする場合があります。 ●車線を見失った時●ドライバーの追加運転操作を検知した時(ステアリング、ブレーキ、ア クセルの操作など) など●急カーブや急勾配を走行する時 ●車線幅が狭い、または変化している時など ■レーントレーシング アシスト[LTA]が先行車に追従する支援を行う場合、先行車が車線を右、または左に片寄って走行、または車線変更した時は、先行車の位置に合わせて自車も片寄って走行し、レーンをはみ出すおそれがあります。 先行車がふらついた時は、自車もふらついて走行し、レーンをはみ出す おそれがあります。
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