新型アルファード、ヴェルファイアの「プリクラッシュセーフティ」とは?ぶつからないためのサポート機能を解説します!
皆さまこんにちは!
群馬トヨタ公式ブログ担当者です。
2023年6月21日に発表された
新型アルファード・新型ヴェルファイア。
[caption id="attachment_8587" align="alignnone" width="300"] 新型アルファード[/caption] [caption id="attachment_8588" align="alignnone" width="300"] 新型ヴェルファイア[/caption]
前回のブログでは、
新型アルファード・新型ヴェルファイアの
価格帯、グレード、諸元表、ボディカラーなどを
解説していきました。
まだご覧になられていない方は
こちらをチェックしてみてくださいね!
pick up!
新型アルファード、新型ヴェルファイアが登場!価格帯、グレード、ボディカラー、諸元表、初搭載の特徴などを徹底解説。
2023.06.23
今回の記事では、
新型アルファード・新型ヴェルファイアの
安全性能の中から、ぶつからないをサポートする
プリクラッシュセーフティについて
詳しく解説いたします。
新型アルファード、新型ヴェルファイア
事故を未然に防ぐ予防安全機能
「プリクラッシュセーフティ」
目次
- 1.プリクラッシュセーフティとは
- 2.どんな機能なの?
- 3.どんな場面ではたらくの?
- 4.【機能紹介】直進時の車両・歩行者検知機能
- 5.【機能紹介】交差点での右折・右左折時
- 6.【機能紹介】交差点での出会い頭
- 7.【機能紹介】緊急時操舵支援機能
- &緊急時操舵支援機能(アクティブ操舵機能付)
- 8.【機能紹介】低速時加速抑制機能
- 9.作動対象の検出はどうやっているの?
- 10.衝突の可能性が高くなくてもシステムは作動する?
- 11.システムが正常に作動しないことはある?
- 12.どのグレードに装備されているの?
- 13.安全にお使いいただくために
- 14.まとめ
1.プリクラッシュセーフティとは
プリクラッシュセーフティとは
Pre-crash safetyという英語表記からも
分かる通り「衝突する前」に「安全」を確保
するための機能です。
トヨタではわかりやすく一言で
「ぶつからないをサポート」する機能と
説明しています。
2.どんな機能なの?
プリクラッシュセーフティは
フロントガラス中央上部に取り付けられた
「単眼カメラ」と
フロントグリル付近に内蔵されている
「ミリ波レーダー」を使って、
自分の運転する車の前方に現れる
車両、歩行者、自転車運転者、自動二輪車、
壁を検出し、ぶつからないように警告したり、
必要であればステアリングの操舵支援や
ブレーキアシスト、ブレーキ操作を
サポートする機能です。
3.どんな場面ではたらくの?
プリクラッシュセーフティは、
- ・直進時
- ・交差点の右左折時
- ・交差点の出会い頭
- ・ぶつかりそうになった時
- ・停車、徐行から発進する時
に自車と前方の対象物がぶつからないように
サポート機能がはたらきます。
また、それぞれの場面で検知できる対象物に
違いがあるのも特長です。
■各機能の作動条件
プリクラッシュセーフティがONで、
前方の作動対象と衝突の可能性が高いと
システムが判断したときに作動します。
ただし、次のときシステムは作動しません。
- ・バッテリー端子を脱着したあと、しばらく走行するまでのあいだ
- ・シフトポジションがR のとき
- ・VSC OFF表示灯が点灯しているとき(衝突警報のみ作動可能状態になります)
4.【機能紹介】直進時の車両・歩行者検知機能
この機能は、自車が直進時に前方の車両や歩行者、
自転車運転者、自動二輪車にぶつからないように
サポートする機能です。
【対象物】
- ・車両
- ・歩行者(昼夜)
- ・自転車運転者(昼夜)
- ・自動二輪車(昼のみ)
映像で確認する ↓ ↓
■直進時の歩行者・自転車検知機能(26秒)
■直進時の自動二輪車検知機能(27秒)
前方の対象物をミリ波レーダーと単眼カメラで
検出すると警報ブザーとマルチインフォメーション
ディスプレイ表示で衝突の危険をドライバーに
お知らせいたします。
気付いたドライバーがすぐにブレーキを踏めた場合、
プリクラッシュブレーキアシストが作動します。
もしブレーキを踏めなかった場合は、
プリクラッシュブレーキを作動させます。
Q.プリクラッシュブレーキアシストとは?
プリクラッシュブレーキアシストは、プリクラッシュ
セーフティの1次ブレーキのことで、衝突の可能性が
高いとシステムが判断したとき、運転者のブレーキ操作で
不足しているブレーキ力を増強します。
Q. プリクラッシュブレーキとは?
プリクラッシュブレーキは、プリクラッシュセーフティの
2次ブレーキのことで、衝突の可能性が高いとシステムが
判断したときは、ブレーキが自動でかかり、衝突回避を
支援、あるいは衝突被害の低減に寄与します。
■プリクラッシュブレーキ作動中に次の操作をすると、プリクラッシュブレーキの作動が解除される場合があります。
- ・アクセルペダルを強く踏み込む
- ・ハンドルを大きく操作する、またはすばやく操作する
Q. プリクラッシュブレーキの作動速度は?
直進時の歩行者や自転車運転者に対しては
自車が約5~80km/hの速度域で作動し、
車両や自動二輪車に対しては
自分の車が約5km/h以上の時に作動し、
衝突回避または被害軽減をサポートします。
■道路状況、交差点の形状、車両状態および天候状態等によっては作動しない場合があります。また、衝突の可能性がなくてもシステムが作動する場合もあります。詳しくは取扱説明書をご覧ください。■プリクラッシュセーフティはあくまで運転を支援する機能です。本機能を過信せず、必ずドライバーが責任を持って運転してください。■数値は社内測定値。
5.【機能紹介】交差点での右折・右左折時
この機能は、自車が交差点を右折する際に
直進してくる対向車と、右左折する際に対向方向から
横断してくる歩行者や自転車運転者を検出して
ぶつからないようにサポートする機能です。
【対象物】
- ・右折時に直進してくる対向車
- ・右左折時に対向方向から横断してくる
- 歩行者や自転車運転者
映像で確認する ↓ ↓
■自車右折時、直進してくる対向車を検知(33秒)
■自車右折時、対向方向から横断してきた歩行者や自転車運転者も検知(31秒)
交差点右折時に直進してくる対向車や
交差点右左折時に対向方向から横断してくる歩行者・
自転車運転者をミリ波レーダーと短観カメラで検出し、
衝突の危険がある場合にはブザーと表示で知らせます。
その際、プリクラッシュブレーキを作動させ、衝突回避
または被害軽減をサポートします。
\ POINT /
交差点での検知は、隣接2レーンまでの対向車に
作動領域を拡大しています!
Q. プリクラッシュブレーキの作動速度は?
交差点右左折時の対向車両、対向自動二輪車に
対しては、自車が約5~40km/h以上の時に作動し
対向から横断してくる歩行者や自転車運転者に
対しては、自車が約5~30km/hの速度域で
作動し、衝突回避または被害軽減をサポートします。
■方向指示灯が点滅していないときは、対向車に対する交差点右左折支援が作動しません。
■交差点の形状によっては正しく支援できない場合があります。
■プリクラッシュブレーキアシストは作動しません。
6.【機能紹介】交差点での出会い頭
この機能は、交差点に進入する際に
交差している車両や自動二輪車と出会い頭に
ぶつからないようにサポートする機能です。
【対象物】
- ・交差する車両
- ・交差する自動二輪車
映像で確認する(34秒) ↓ ↓
交差点に進入する際、交差する車両や自動二輪車を
ミリ波レーダーと単眼カメラで検出します。
衝突の危険があると、ブザーと表示でお知らせする
と同時に、プリクラッシュブレーキを作動させ、
衝突回避または被害軽減をサポートします。
Q. プリクラッシュブレーキの作動速度は?
交差点での出会い頭の車両、
自動二輪車(側面)に対しては
自車が約5~60km/hの速度域、
相手の車速が約50km/h以下で作動します。
■自車速度が約40km/h以上のときは、相手車速度が約40km/h以下の場合しか作動しません。
■相手車速度が自車速度以下の場合しか作動しません。
■交差点の形状によっては正しく支援できない場合があります。
■プリクラッシュブレーキアシストは作動しません。
7.【機能紹介】緊急時操舵支援機能&緊急時操舵支援機能(アクティブ操舵機能付)
この機能は、前方の対象物と衝突する可能性が
高く、自車線内に十分なスペースがある場合、
対象物にぶつからないように・自車線から
はみ出さないように回避できるよう
ステアリング操作をサポートする機能です。
【対象物】
- ・歩行者
- ・自転車運転者
- ・車両
- ・自動二輪車
映像で確認する(24秒) ↓ ↓
歩行者、自転車運転者、車両、自動二輪車と
衝突する可能性が高く、自車線内に回避するための
十分なスペースがあるとシステムが判断した場合で
ドライバーの回避操舵があった時、操舵支援を行い
車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与します。
\ pick up! /
「アクティブ操舵機能付」との違いは
ドライバーによる操舵の有無!
緊急時操舵支援と、
緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)との
違いは、ドライバーによるステアリング操舵が
あるか、ないかです。
通常の緊急時操舵支援機能は、
ドライバーによる対象物回避のステアリング操舵を
きっかけにはたらく支援機能ですが、
アクティブ操舵機能付ですと、
ドライバーによる対象物回避のステアリング操舵が
なくても、システムが弱いブレーキをかけながら
操舵を行い、車線内での衝突回避を
支援してくれるんです!
映像で確認する(24秒) ↓ ↓
■緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)
Q. 緊急時操舵支援機能の作動速度は?
先行車両、静止車両、自転車、歩行者
自動二輪車に対しては
自車が約40~80km/hの速度域で作動します。
アクティブ操舵機能の作動速度は
自車が約80km/hまでの速度域で作動します。
※下限速度はプリクラッシュブレーキでは回避が困難な速度。
■緊急時操舵支援は車線逸脱抑制制御が完了したとシステムが判断した段階で作動を解除します。緊急時操舵支援は運転者の操作状態によっては作動しない、または作動中に解除される場合があります。
■運転者がアクセルペダルを強く踏んでいたり、ハンドルを大きく操作したり、ブレーキを踏んでいたり、方向指示レバーを操作すると、運転者の回避操作とシステムが判断し、緊急時操舵支援が作動しない場合があります。
■緊急時操舵支援作動中に、アクセルペダルを強く踏んだり、ハンドルを大きく操作したり、ブレーキを踏んでいると、運転者の回避操作とシステムが判断し、緊急時操舵支援の作動が解除される場合があります。
■緊急時操舵支援作動中に、ハンドルを保持したりシステムと逆方向にハンドル操作した場合には、緊急時操舵支援の作動が解除されます。
■方向指示灯が点滅しているときは、緊急時操舵支援が作動しません。
■緊急時操舵支援作動中に次の操作をすると、緊急時操舵支援の作動が解除される場合があります。
- ・アクセルペダルを強く踏み込む
- ・ハンドルを大きく操作する、またはすばやく操作する
- ・ブレーキペダルを踏む
■回避するための十分なスペースがない、また、回避先に物があるとシステムが判断した場合には作動しません。
■横断歩行者など一定以上の速度を持った対象には作動しない場合があります。
8.【機能紹介】低速時加速抑制機能
この機能は、信号待ちなどの停車時・徐行時から
発進する際、誤ってアクセルペダルが強く踏み込まれた
時に前方へ衝突しないよう、加速を抑制する
機能です。
【対象物】
- ・自車の直前にいる歩行者
- ・自車の直前にいる自転車運転者
- ・自車の直前にいる車両
映像で確認する(19秒) ↓ ↓
低速時の自車の直前にいる歩行者、自転車運転者、
車両をミリ波レーダーと単眼カメラで認識します。
前方に対象物がある状態で、停車または徐行状態から
アクセルペダルが必要以上に強く踏み込まれた
場合に、エンジンおよびハイブリッドシステム出力を
抑制または弱いブレーキをかけることで加速を
抑制し、衝突回避または被害軽減をサポートします。
Q. 低速時加速抑制機能の作動速度は?
先行車両、静止車両、自転車、
歩行者、壁に対しては
自車が約0~15km/hの速度域で作動します。
■低速時加速抑制の作動中に次の動作をすると、低速時加速抑制の作動が解除されます。
- ・アクセルペダルを離す
- ・ハンドルを大きく操作する、またはすばやく操作する
■運転者がハンドルを操作していると、回避操作とシステムが判断し、低速時加速抑制が作動しない、または作動が解除される場合があります。
■本機能はパーキングサポートブレーキ(前後方静止物)の対象物である壁などに対しては作動しないシステムで、パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)の代替機能となるシステムではありません。
9.作動対象の検出はどうやっているの?
作動対象は、大きさ・輪郭・動きなどから検出します。
周囲の明るさや、作動対象の動き・姿勢・角度などに
よっては、作動対象を検出できず、システムが正常に
作動しないおそれがあります。
10.衝突の可能性が高くなくてもシステムは作動する?
作動する場合もあります。
例えば次のような状況では、システムが
衝突の可能性が高いと判断し、
作動するおそれがあります。
- ・作動対象などのすぐそばを通過するとき
- ・車線を変更して作動対象などを追いこすとき
- ・作動対象などに急接近したとき
- ・道路脇の作動対象や物体(ガードレール・電柱・木・壁など)に近付いたとき
- ・カーブ入り口の道路脇に作動対象や物体などが存在するとき
その他にも、システムが作動する場合があります。
詳しくは取扱説明書をご覧ください。
11.システムが正常に作動しないことはある?
状況によっては正常に作動しないことがあります。
例えば次のような状況では、前方センサーが
作動対象を検出できず、システムが正常に
作動しないおそれがあります。
- ・自車に向かって作動対象が近付いてくるとき
- ・自車や作動対象がふらついているとき
- ・作動対象が急な動きをしたとき(急ハンドル・急加速・急減速など)
- ・作動対象に急接近したとき
- ・作動対象が壁やフェンス・ガードレール・マンホール・路面の鉄板、他の車両などのそばにいるとき
その他にも作動しない状況の例が掲載されています。
詳しくは取扱説明書をご覧ください。
11.どのグレードに装備されているの?
プリクラッシュセーフティは、
新型アルファード、新型ヴェルファイア
共に全グレード標準搭載されています!
また、緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)は
新型ヴェルファイア全グレードと
新型アルファードExecutive Loungeに
標準搭載されていて、
新型アルファードZグレードは
メーカーオプションでお選びいただけます。
12.安全にお使いいただくために
プリクラッシュセーフティはとても安心で
心強い機能ですが、安全運転を行う責任は
運転者にあります。
常に周囲の状況を把握し、安全運転に努めるよう
今後もお願いいたします。
プリクラッシュセーフティを日常のブレーキ操作の
かわりには絶対に使用しないでください。
本システムはあらゆる状況で衝突を回避または
衝突の被害を軽減するものではありません。
システムに頼ったり、安全を委ねる運転をしたりすると
思わぬ事故につながり、重大な傷害におよぶか、最悪の場合
死亡につながるおそれがあります。
プリクラッシュセーフティは衝突回避を支援、あるいは
衝突被害の軽減に寄与することを目的としていますが、
その効果はさまざまな条件によりかわります。
そのため、常に同じ性能を発揮できるものではありません。
自動車を運転する者として、
安全で楽しいカーライフをお過ごしください!
13.まとめ
いかがでしたか?
今回はぶつからないをサポートする、
プリクラッシュセーフティについて解説しました。
ドライバーの皆様も、また周囲の環境も
安心・安全に過ごすためのサポート機能について
少しでもお伝えできていれば何よりです!
安全機能が他にもたくさん搭載されている
新型アルファード、新型ヴェルファイアを
ぜひ群馬トヨタのお店でご体感くださいませ!
皆様にお会いできることを
楽しみにしています!
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