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AE86 BEV Concept がハチロク聖地に!LEXUS BEV試乗会 榛名湖 レポート

2024年晩秋、群馬県高崎市の北西部に位置する榛名湖にて、LEXUSのBEV(電気自動車)のテクノロジーを集結した「LEXUS バッテリーEV(BEV)試乗会榛名湖」が開催されました。

今回のブログでは、Lexus Driving Signatureの奥義、新たなBEVの楽しみ方と現在のBEV最新技術を協力販売店として参加した群馬トヨタスタッフが現地レポートいたします。

 
 
 
もくじ

 

 


 

 

LEXUS BEV 試乗会 榛名湖とは?

 

トヨタ自動車Lexus internationalと群馬トヨタがタッグを組み、2024年11月30日(土)と12月1日(日)の2日間に榛名湖(群馬県高崎市)でレクサスBEV(バッテリーEV)モデルの試乗会を開催いたしました。


群馬トヨタのお客様を中心に23組42名をお招きし、冬空のもと「クルマ好き」「クルマ通」のユーザーが最新技術に触れ熱気に包まれる2日間となりました。
当日の主な運営はトヨタ自動車Lexus internationalのスタッフのみなさん。開発陣のお話を直接聴けるとあって普段のイベントとはまたひと味違った試乗会となりました。
LEXUS Electrifiedを掲げ電動化テクノロジーで走りのポテンシャルを広げていく”レクサス”が手掛けた「既に市販されているBEV」「限定車」「プロトタイプ車両」を試乗していただく今回のイベント。
狙いは、ひとりでも多くの方に電動化の楽しさを知ってもらうこと開発者がユーザーの声を聴き更なる魅力的なBEVを開発すること
その狙いどおり、ユーザーと開発エンジニアが「新たなBEVの価値を創り出す」そんな有意義な時間となりました。

 

 

トヨタ全体・レクサスとしての電動化技術のとらえ方とは?


◆その想いを開発陣が解説

電気自動車になると「パワーがある」「ガソリンスタンドに行かなくてよいから便利」「充電設備や充電の残量が心配」という声は聴きますが「電気自動車になるとクルマが楽しくなるね」という声はなかなか聴こえてきません。我々は常にBEVでも楽しいクルマづくりを目指しています。今日は乗り心地やデザイン、そのほかの付加価値をつけた様々なBEVをご用意しました。実際に乗ってみて「あ!なんか楽しそうだな」ということを感じていただければ嬉しいと思います。
更につづけてもう一つは、電気自動車というのは新車だけなのか?という考え方。ハチロクのように大切に乗っている愛車を、長く乗りたいけれど環境のことを考えると買い替えようかなと思っている人がいた場合、その愛車を乗り味を変えずに電気自動車にできたら…気に入ったクルマにまだまだ乗れると思いませんか?我々は「お客様の選択肢を増やすことがBEVでもできないか」ということも研究しています。今日はそんなお声にお応えできるクルマもご用意しました。そういった観点で乗っていただき、感想をいただければまた開発につなげることができますので、ぜひ生のお声を聴かせてください。と、この開発陣からの熱い想いも伝えられました。



◆電動化技術をリードするレクサス

当日の運営メンバーのほとんどはLexus internationalのスタッフ。テントやのぼり旗も"LEXUS"のロゴが輝くフォーマルでソフィスケートな雰囲気の会場となっていました。


その理由とは。
トヨタ自動車の全体としては、トヨタ・GR・レクサスというブランドでお客さまのニーズに合わせたクルマづくりをしています。マルチパスウェイという言葉を大事にし、何かひとつに絞ることなく電気自動車、ガソリン車、ハイブリッド車、燃料電池車(水素)なども開発して、「お客様にえらんでいただく」ことを大切にしています。
その中でレクサスは、電動化を「一つの手段」、「軸」にして、お客様へもっと価値を提供できないかということを意識しながら開発をつづけています。
そして現在、トヨタ全体の中で電動化の技術は、レクサスがリードしている。そういった理由からレクサスを主とした「LEXUS BEV試乗会榛名湖」を開催する運びとなったのです。とのことでした。

※マルチパスウェイとは
トヨタが掲げるカーボンニュートラルを実現するための手段。BEVだけにこだわらない全方位的な戦略のこと


■併せて読みたい!
トヨタ自動車公式企業サイト
「カーボンニュートラル達成に向けたマルチパスウェイ特集」2024年3月はこちら

 

いちばんの注目は、AE86をベースとしたBEV


当日用意された試乗車は全部で5台。
なかでもイチバンの注目といえばAE86 BEV Concept 

2023年の東京オートサロンのトヨタ・レクサスブースにて世界初公開され、話題を呼んだコンセプトカー。
「クルマ好きを誰ひとり置いていかない」というコンセプトのもとに、既販車をカーボンニュートラル化し「BEV=新車」をいう概念を覆しました。
ベース車両はカローラレビン。誰もが知っている伝説の名車が電動化されてるとあって、参加者の視線を独り占め。
ボンネットを開けると電気モーターやインバーターなどが配置されており、過去と未来が交差する不思議な状態に…。「クルマの外観とボンネットの中の相違で頭がバグる」と談笑している方もいました!

 

なんとこのクルマは、BEVであるにも関わらず、6速MT車!
電気自動車のスムーズさとは程遠い、MTならではの無骨な「走りの楽しさ」を完全再現しています。
シフトアップやシフトダウンによる段付きの加速や減速は、BEVを乗っているということを忘れてしまうほど!参加者は「コレ面白いね!」「懐かしい走り心地」と感動していました。


この感覚にはある秘密が。なんと、エンジンが無いBEVにもかかわらずエンジン音を調音しサウンド。実車からサンプリングした音を付けることにより、耳でもハチロクを体感でき、まるで本物のマニュアルのガソリン車にのっている感覚を味わうことができるんです。
まさに最新技術を詰め込んだ一台となっていました。


■併せて読みたい!
LEXUS NEWS
「カーボンニュートラルでも走る楽しさを追求するAE86 BEV」2024/07/03 WEDはこちら

 

 

なぜ榛名湖で開催?


◆あの伝説の漫画の世界観
試乗会の開催地といえば、主にサーキットを想い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
サーキットでの試乗は、加速やブレーキ・コーナリング性能を限界まで試すことができて、クルマ本来のチカラを理解しやすい…。そんなメリットがあります。
では、なぜ今回のLEXUS バッテリーEV(BEV)試乗会は、群馬県の山間部にある榛名湖で開催されたのでしょうか?


榛名山といえば、言わずと知れた峠バトル(ストリートレース)を題材にしたあの伝説の漫画作品の舞台といわれています。作中で主人公がバトルを繰り広げる場所が榛名山。中でも特に榛名湖周辺の峠道がコースとして描かれており、シンボルとなる榛名湖はいまでもファンの聖地として、その世界観を味わいに多くのドライバーが訪れます。
ハチロク好きに愛され、多くの文化を創ってきたこの地こそがこの試乗会の舞台にふさわしいと考えられ今回榛名湖での開催となりました。



◆榛名湖とはどんなところ?
榛名湖(はるなこ)は、群馬県高崎市にある美しいカルデラ湖で、榛名山の火山活動によってできた湖です。標高約1,100メートルの場所にあり、四季折々の風景が楽しめる人気の観光スポットです。昔から群馬県民にも愛され家族や友人、恋人と訪れる県内有数の観光地となっています。

榛名湖の特徴


      • 自然の美しさ
        湖の周囲は榛名山の緑豊かな森に囲まれ、天気の良い日は湖面に榛名富士(榛名山の一部)が映り込む絶景が広がります。特に紅葉の時期(10月中旬~11月上旬)は湖畔が鮮やかな色に染まり、多くの観光客が訪れます。

      • アクティビティ
        春から秋にかけてはボート遊び、釣り(ワカサギ釣りが有名)、ハイキング、キャンプなどが楽しめます。冬には湖が凍結し、氷上ワカサギ釣りやスケートを楽しむことができます。

      • 温泉や観光地が近い
        榛名湖の近くには、榛名神社(歴史あるパワースポット)や伊香保温泉(有名な温泉街)があり、セットで観光する人も多いです。近年はインバウンドの影響もあり、国内外から多くの観光客が訪れています。

 

エンジンをチューニングした疑似マニュアルBEVが登場!!UX300e

 


続いてご紹介するのはマニュアル車のような運転ができるBEVとして登場した、見た目はUX300e疑似マニュアルBEV。


クラッチペダルが付いていてトランスミッションのシフトレバーも付いています。ドライバーがマニュアル車と全く同じような感覚で操作することができるというこちらのクルマ。半クラッチ、繋ぎの感覚、上り坂での後退など走りの感覚はまさにマニュアル車。ドライバーは運転していると、電気自動車に乗っているのかマニュアルのガソリン車にのっているのかわからなくなる感覚を覚えます。

これこそが、開発陣の狙い!
電動化=静かでスムーズというイメージを覆す「BEVを操る楽しさ」を感じさせてくれる一台となっています。


このマニュアル体感BEVのもう一つの特長は、往年の名車のエンジンのサウンドがプリセットされているという楽しさ。1994年に誕生し今でも愛される名車「トヨタセリカGT-Four(ST205)」。WRC参戦を背景に持つST205は、走りの楽しさと実用性を兼ね備えた伝説的なモデルとして今なおファンを魅了し続けています。そんなST205のターボチャージャー特有の加速時の「シュイーン」という高周波の吸気音や、「ブシュ」っという加給圧リリース音。中高回転域での甲高く鋭いサウンド、直列4気筒エンジン特有のクリアな排気音とターボによる力強い圧縮音を今回再現しました。クルマ好きにはたまらない遊び心にコックピットの興奮は最高潮。


そしてこれだけではありません。なんと!2010年から2012年にかけて500台限定で生産されたスーパーカー「レクサスLFA」のエンジン音も楽しむことができるんです。4.8L V10エンジン、最大トルクは480Nm、最高回転数は6,800rpmという、レクサスのすべてがつまった高級車のエンジン音は、エキゾースト音にこだわってヤマハ協力のもと共同開発されました。F1マシンのような甲高い音が特長で、細かくチューニングされたその音は、当時「機械が歌う」ような美しい音と称賛を受けたサウンド。見た目はUX300eなのに、車内はまるでF1のレーシングカー!多くのドライバーはそのちぐはぐな魅力に取り憑かれるように「クルマあそび」を堪能していました。

 

 

丸くないハンドル!?最新技術ステアバイワイヤを体験

 

会場内の特設コースに準備されていたのはRZ450e

 

今回の試乗会、開発段階の最新技術も惜しみなく披露。
以前からレクサスが重要視している技術の一つがステアバイワイヤ

「ステア(操舵)バイ(~によって)ワイヤ(電線)」という名のとおりドライバーの操作が電気信号ととしてワイヤを介して前輪を操舵するモーターへと送られる仕組み。そのメリットは、従来の車のようにステアリングホイールとステアリングラックとが物理的に結合していないので電子制御でステアリング比を自在に変えることができること。円形のハンドルをぐるぐると回さずに少しの操作で簡単に車両の取り回しができることが特長です。低速時にはクイックに、高速時にはスローにハンドリングができると、ドライバーの負担は軽減され意のままの走りを実現することができます。S字カープを走行してみると、その操作性の高さを実感。ハンドルを持ち替えることのないストレスフリーの操作「クルマとドライバーが対話するような」機敏な応答に参加者は感動を覚えていました。


また、その特長は操作性だけではありません。ハンドルがコンパクトで横長になることで、運転席が広々とし乗り降りがスムーズに。車内での休憩時や、災害時の車中泊などの際にも邪魔にならないので生活としてクルマを使わなければならない場面でも活躍することができると感じました。

 

LEXUSブランドの神髄。参加者へのおもてなし

 

ホスピタリティを大切にしているレクサス。
当日も単なる車の機能性の体験だけでなく、参加者が車とともに過ごす時間全体をより豊かにしてくれる”おもてなし”が溢れる会場となっていました。


なんといっても目を惹くのが、参加者のコミュニティスペースとして設営された冷暖房完備のトレーラーハウス。

まるでハリウッド映画の撮影現場のような大型トレーラーの中は参加者のための休憩室。県内の有名店の珈琲やスイーツも用意されていて、試乗の順番を待つ間に思い思いの時間を過ごすことができる広々としたスペースとなっていました。


階段を登った先は榛名湖と会場が一望できるルーフトップ。

地上から見る景色とはまた違った風景が広がり、非日常感を味わうことができました。


普段経験することのない場面に緊張の面持ちで参加された方々にも、各所に配置されたLexus internationalのスタッフみなさんが気軽に声を掛けてくださったので「笑顔」と「笑い声」の溢れる暖かなムードの一日となりました。
参加者からも、「貴重な経験ができた」「開発陣の遊びごころがたまらない」「これからのクルマを体験できた」など、喜びの声をいただくことができました。


いかがでしたか?
LEXUS BEV試乗会 榛名湖の様子が伝わりましたでしょうか?


今回のイベント、わたしたち群馬トヨタのスタッフも大変貴重な体験となりました。クルマを愛する心、クルマを愛する人を愛する心。これからも”ひとつひとつの心”を大切にしていきたいと改めて実感しました。ご参加いただいたみなさま、運営スタッフのみなさま本当にありがとうございました。

今後もイベントの様子などをこちらのブログにてお伝えしていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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